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M-ustang

私がいまライブで使っているベースはムスタングという種類のベース。

10/31に購入してから1年がたちました。

ふつうのベースより短くて、ショートスケールって呼ばれてる。

Fender USA

1967年製

Lefty

レフティで音が出る1970年以前のモデルは世界に数本しか存在していないと言われてます。

色も経年劣化でみどりっぽくなってて、この色をつくろうとおもってもできないみたい。

値段は馬鹿高くはないけれど、存在がとてつもなくレア。

もしFender博物館みたいなものが出来たら(もうあるのかな)、飾られてておかしくないと思う。

そんなベースが私のもとにやってきたときに、私は生まれてはじめて天命というものを感じたりした。

短いベースを弾く予定はなかったし、むしろ、ハードロックとかメタルとかが好きなので、

ロングスケールを低い位置で弾く姿に憧れていたり。

メタリカの初代ベーシスト、クリフバートンとか、モトリークルーのニッキーシックスとかが好きだったり。

でも私は身長158センチの日本人のしかも女。

どう考えても同じ楽器を持ってそのバランスにはなりません。

音の話じゃなくて、見た目の話。

それでもやっぱりロングスケールにしか興味がなかった。

のに、いまはこのムスタングしかライブで使っていない。

私の前はどんなひとがつかってたんだろう。

どうして日本にきたんだろう。

どんな場所で弾かれていたんだろう。

どんなドラマを見てきたんだろう。

今日、弾く指の角度の調整をしていたら、出音が今までと違うかんじになった。

私にはまだ鳴らせていない音があって、このベースでできることはまだまだあって。

どれだけこのベースのポテンシャルを発揮出来るかが私の夢だったりもする。

うまいひとは、指イコライザーでどんな音でも出せる。

そんなひとに弾いてもらえたらこのベースは幸せだろうなって思ったりする。

私はこのベースから幸せをたくさんもらっていて、いっぱい助けてもらっていて、

だからちゃんと恩返ししたいし、このベースを幸せにしたい。

そして、Fenderをこよなく愛す世界中のひとたちがこのムスタングと出会えるように

すこしでも多くのひとが出会えるように、歩いて行きたいと思うのです。


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